「本籍地はわかりますか?」

私共で戸籍関係のサポートをする際に、必ず確認する事項です。
日本でも本籍地がわからなければ、戸籍謄本がとれないように、韓国の本籍地がわからなければ戸籍(証明書)がとれません。
日本に戸籍のある方であれば、ほとんどの方は住民票から本籍地をたどることが可能ですが、韓国籍の方はそうはいきません。

では、本籍地はどのようにして知るのか。

① 昔の戸籍を持っている
② 記憶している

私共のご相談いただく方の多くは上記のどちらかで、本籍地を把握されています。

そこでまずご依頼に関して、皆さまにご了承いただいている点があります。
「本籍地の相違や本籍地に該当する人が存在せず、戸籍や証明書が取れなかった場合でも基本料金は発生します」
ということです。
ではなぜこのような事が多々ありうるのか。

①の場合は、ご本人の名前がその戸籍に記載されていればほぼ100%戸籍を取得することができます。
書面として残っているので、内容も確実です。

問題なのが②の場合です。
記憶なので、記憶違いということがあり得ります。
また、記憶と事実が異なる。ということがあります。

一例として、昔から伝え聞いている本籍地があり、パスポートも取得したことがあるので間違いない。
というご依頼者様の証明書を取得しようとしたところ、ご本人の該当がありませんでした。
色々と調査を進めると、ご本人もまったく知らない場所に本籍地が設定されていたことが判明したことがあります。
ここからは推測ですが、昔パスポートを作る際に民団にお願いをされたそうです。
パスポートを作るには、戸籍がないと作れません。おそらく、この方は韓国の戸籍がなかったために、民団の手続きで戸籍を作ったために記憶と異なる場所に本籍地があったのではないかと思われます。(あくまで推測です!)
両親の代までは記憶の本籍地だったが、そこに本人が入っておらず、パスポートを作るために新しい本籍地を設定したために今回のようなことになったのではないでしょうか。

本籍地がわからないと、パスポートや結婚、相続の手続きなどで本当に大変です。
何か具体的な事がないと、日々の暮らしの中では韓国の戸籍に思いが至ることはほぼないと思いますが、在日韓国人の方はあくまでも国籍は外国です。何かあってから慌てて手続きをしても間に合わない事例もたくさん見てきています。
何かのタイミングでこの記事を読まれた方、一度ご自身の戸籍を確認なさってください。