韓国のパスポートを作るには

韓国籍の方がパスポートを作る際は、「韓国領事館」に申請します。
必要書類を提出すれば、3週間ほどで作成されます。

領事館によって業務時間が異なりますので、HPや電話で確認をすることをお勧めします

一般的な必要書類

・旅券発給申請書(現地で記入)
・顔写真
・外国人登録証のコピー(裏表)
・古いパスポート(お持ちであれば)
・正確な本籍地(登録基準地)の情報
・手数料

兵役義務者(満18才~満35才までの男性)

在留資格、韓国での居住歴、海外での居住歴などの条件によって必要書類や手続きが異なりますので、注意が必要です。

いわゆる日本で生まれ育った在日韓国人の皆さんは、家族関係証明書(コピーも可)が必要になります。

すぐにパスポート申告できないケース

パスポートを作る際には、韓国の戸籍にご自身や家族の名前が載っていなければなりません。
よくあるケースが、
日本には出生届(婚姻届)を出したが、韓国の家族関係登録の手続きをしてない。
という場合です。
この場合、まず家族関係登録(戸籍整理)をしなければいけません。
家族関係登録の種類は下記4種類です。
・出生申告
・婚姻申告
・離婚申告
・死亡申告

家族関係登録が家族関係登録簿(戸籍)に反映されるまでには1ヶ月ほどかかります。
2ヶ月かかるケースも多くあります。
上記のパスポート作成期間とあわせて非常に時間がかかるのです。
目前に迫った旅行などには当然間に合いません。
早め早めに動く必要があります。
韓国への申告を怠っていると、パスポート申請時に時間がかるだけでなく、今後帰化申請を考えられた時や相続時にも影響が出ます。
韓国籍の方で申告をしていない方は、きちんとしておかれるべきです。

臨時パスポートの発給

上記の戸籍整理(家族関係登録簿整理)が、出国に間に合わない場合や、韓国に戸籍自体がない、いわゆる「朝鮮籍」の方の場合は「臨時パスポート」(単数パスポートと言われることもあります)の発給が可能です。

必要書類

・申請書

・写真(2枚)

・外国人登録証

・手数料

・その他(臨時パスポートが必要となる理由書などを求められることがあります。)
ただし、正規の取扱は戸籍を作ってから韓国のパスポートを作る。という手順になりますので、単に手続きが旅行の日程に間に合わないという理由だけでは発給してもらえないこともあります。